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2006 年度 実績報告書

3次元空間データマイニングによる都市街頭犯罪の空間分析と発生予測モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18760460
研究機関京都大学

研究代表者

瀧澤 重志  京都大学, 工学研究科, 助手 (40304133)

キーワード街頭犯罪 / データマイニング / 空間属性 / GIS / 犯罪空間分析
研究概要

初年度は、データの入手と調査、可視性特徴量の開発、分析用データベースの作成に加えて、基礎的な分析を行った。
データの入手と調査では、京都府警犯罪情勢分析室から街頭犯罪発生データを入手した。さらに調査地区(京都市西京区、伏見区)に関して分析に必要な都市空間のデータとして、ゼンリンのZmapTownII、10mメッシュの土地利用データや、国勢調査の100mメッシュデータなどを用いて分析に必要なGISデータベースを作成した。また、京都市伏見区では、対象街路の夜間照度を照度計とGPSを用いて連続的に計測した。また同地区において、建物ファサードをビデオカメラにより撮影した。
可視性特徴量の開発では、建物階数を用いて任意の地点における空間の可視性を近似的に計測するアルゴリズムを作成した。可視量の計算は、離散的に求めた視線線分を集計し、視体積や水平・鉛直方向での可視量分布などからなる指標を開発した。
分析用データベースの作成では、犯罪発生地点のほかに犯罪非発生地点をランダムに選択し、各地点の特徴量を計算し、分析用のデータベースを構築した。また京都市伏見区では道路上の歩行人数を推定する方法も提案した。
そして、既に調査済みである京都市西京区における車両犯罪の発生に関して、可視性特徴量を開発・計算し、エマージングパターンなどを用いて、車両犯罪が発生しやすい地域の特徴について分析を行った。また、京都市伏見区ではひったくりを中心とした犯罪の起こりやすさを、決定木分析により街路単位で行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Emerging Patterns を用いた都市の車両犯罪の発生に関する分析2006

    • 著者名/発表者名
      瀧澤重志, 川口史恵, 加藤直樹, 森健治, 吉田和生
    • 雑誌名

      FIT2006 第5回情報科学技術レターズ

      ページ: 419-421

  • [雑誌論文] 車両犯罪の発生に関する都市空間分析2006

    • 著者名/発表者名
      川口史恵, 瀧澤重志, 加藤直樹
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 A-2

      ページ: 461-462

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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