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2008 年度 実績報告書

グループリビングのシステムを活用した高齢者向け優良賃貸住宅の展開方策

研究課題

研究課題/領域番号 18760478
研究機関徳山工業高等専門学校

研究代表者

佐々木 伸子  徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 准教授 (90259937)

キーワード高優賃 / グループリビング / 高齢者 / コ・ハウジング / 協同空間 / 高専賃 / 高齢者居住法 / コーディネーター
研究概要

本研究は、高齢者向け賃貸住宅建設の新たな展開の方法として高齢期グループリビングに着目して、このシステムを高優賃建設に取り入れるための供給条件の再検討と支援策を検討することを目的としている。グループリビングのシステムを導入するための研究資料として18年度、19年度の調査によってノルウェー、デンマークのグループリビングの継続状況を明らかとした。また、18年度には全国高優賃の実態調査によって協同空間の使われ方と支援体制に分析ができた。しかし、本研究を開始した時点では殆ど建設されていなかった高齢者向け専用賃貸住宅(高専賃)や適合高齢者専用賃貸住宅が介護保険法施行規則で設定され、2007年から高優賃は特優賃と予算が一体化され、地域優良賃貸住宅として建設支援が始まるなど、時々刻々と制度が追加、変化していた。これは研究背景にあった高齢者向け賃貸住宅建設が増えないことへの対応策である。さらに高齢者円滑入居住宅(高円賃)の増加は低質な高齢者住宅の供給につながるなど新たな問題も現れてきた。これらの高齢者向け賃貸住宅が大量に供給されることによって、高優賃の位置づけに変化が現れてきていた。そこで、平成20年度は高優賃に限らず高齢者向けに供給された賃貸住宅の現状整理と18年度に行った全国高優賃の実態調査以降に建設された高優賃の追加調査を行い、18年度調査との比較を行った。配布125票、回収56票(回収率44.8%)である。また、グループリビング型高優賃建設事業の可能性を探るために代表的なNPO関係者3名へのヒアリング調査を実施した。
これら3年間の研究資料をもとにグループリビング型高優賃建設となるための供給条件と支援制度の検討を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 日本の高齢者向け賃貸住宅の現状-住宅政策の変遷の視点から2008

    • 著者名/発表者名
      佐々木伸子
    • 学会等名
      ドイツ-日本研究所ワークショップHousing the Elderly in Japan-
    • 発表場所
      ドイツ-日本研究所
    • 年月日
      2008-10-16
  • [学会発表] デンマークにおけるシニア向コ・ハウジングの経年変化-オーデンセ市の三事例について-2008

    • 著者名/発表者名
      佐々木伸子
    • 学会等名
      2008年度日本建築学会大会(中国)学術講演
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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