本年度は3年計画の1年目へあたっている。当初の研究目的および研究計画・方法の内容へしたがって大きく3つのテーマを念頭へおきそれぞれについて複数の小テーマを設定しつつ研究を進めてきた。とくに初年度ということも意識してさまざまな機会の積極的な活用を図りつつ新規資料の開拓ということへ取り組んできた。その結果関連テーマも含めて複数のテーマについて新たな資料の所在を確認することができた。なかでも、とくにまとまったものについては次年度以降へ向けて内容の確認を進めている。所在状況もあっていまだ内容の確認ができていないものについては次年度以降へ向けて確認の準備を進めている.すでに内容の確認を終えているものについては同じく次年度以降へ向けて発表の準備を進めている.帝国大学図書館と理科大学博物学教室については既発表の論考を補完展開する形で再論する機会を得た。町触については過去にも各所において断片的な形ではふれてきたが、あらためてまとまった形でふれる機会を得るとともに、その限界についても確認することとなった。水戸藩小石川屋敷については過去にも2度へわたって口頭発表の機会を得てはきたが、それらを踏まえる形であらためて発掘調査報告書の一環として発表する機会を得ることとなった。そのほか年度内に投稿済みのものも含めて未発表のもの、あるいは今後発表を予定しているものについては次年度以降へ向けて発表の準備を進めている。
|