• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

ナノ構造界面をもつフェライト系酸素透過膜による新規自立膜反応器の創製

研究課題

研究課題/領域番号 18760546
研究機関名古屋大学

研究代表者

平林 大介  名古屋大学, エコトピア科学研究所, 助教 (00402397)

キーワードフェライト化合物 / 酸素透過膜 / 膜反応器(メンブレンリアクタ) / カルシウムフェライト / ブラウンミラライト型酸化物 / 触媒活性
研究概要

本研究課題の目的は,複数の機能性セラミックス材料の積層構造からなる膜反応器に代わり,酸素透過機能,表面機能として界面触媒活性を有する全く新しい多機能型フェライト系セラミックス材料を用いることで,触媒材を積層せず隔膜のみのシンプルな構造を有する反応器の開発すること,である.以下に平成19年度の研究成果を列挙する.
・ ブラウンミラライト型カルシウムフェライトについて,溶液法合成により膜の緻密性の改善ができた.
・ ブラウンミラライト型カルシウムフェライトについて,膜界面触媒活性に関連する酸素吸放出特性を得るために昇温還元測定を試みた.
・ 秩序型欠損を有するブラウンミラライト型カルシウムフェライトは,無秩序型欠損を有するペロブスカイト(ランタンストロンチウムフェライト)(200℃以上)より低温(室温)において酸素交換が起こることが明らかになった.
・ ブラウンミラライト型カルシウムフェライト膜内の酸素吸放出量の推算より,酸素吸放出や活性種生成における異常価カチオンFe^<n+>(n>3)の関与が示唆された.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Catalytic Decomposition of VOCs and Chlorine Fixation on Calcium Ferrites with Brownmillerite Structure2007

    • 著者名/発表者名
      平林大介・川本賀基・鈴木憲司
    • 雑誌名

      Journal Of the Society of Inorganic Materials, Japan 14

      ページ: 83-91

    • 査読あり
  • [学会発表] 低環境負荷無機化合物の酸素吸蔵材としての基礎評価2008

    • 著者名/発表者名
      小山幸恵・齋藤圭佑・平林大介・鈴木憲司
    • 学会等名
      化学工学会第 73 年会
    • 発表場所
      浜松
    • 年月日
      2008-03-17
  • [学会発表] ブラウンミラライト型カルシウムフェライト触媒の溶液法による合成2007

    • 著者名/発表者名
      橋川光・平林大介・鈴木憲司
    • 学会等名
      化学工学会第 72 年会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2007-03-19

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi