• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

機能性分子センサによる表面圧力・摩擦力分布同時計測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18760609
研究機関青山学院大学

研究代表者

藤松 信義  青山学院大学, 理工学部, 助教 (70342623)

キーワード機能性分子センサ / 空気力学 / 画像処理
研究概要

昨年度は,物体表面に作用する圧力と摩擦力を同時計測するための機能性分子センサの特性試験,及び風洞模型実験を行った.特性試験では,コーティング材となるバインダと機能性分子センサの混合比を変えて感度特性を調べた.センサの感度特性は気流条件によって変化する.センサ特性試験により得られた系統的な情報を基に,低速流れから超音速流れまで幅広い実験条件に適した混合比を定めることができた.2台のCCDカメラを用いて物体表面の圧力分布と摩擦力分布を同時に可視化,計測できるシステムを構築した.初めに,低速風洞を用いて,円柱表面の圧力・摩擦力の同時計測を行った.機能性分子センサによる低速風洞実験は,高価なカメラや感度のよいセンサを必要とする.本実験では安価なRu錯体塗料と12bitカメラを使用しているが,通風中の撮影画像枚数を増やして,適切な後処理を行うといった工夫をすることで,模型表面の圧力分布を定性的に測定することができた.摩擦力分布の可視化において,円柱周りの流れが層流から乱流に変化するときに生じる剥離位置の変化を捉えることができた.オイルフローによる可視化結果とも定性的に一致した.模型表面にマーカ点を設置することで,簡単な画像処理により3次元データにマッピングすることが可能であることを確認した.模型に作用する圧力と摩擦力を積分すれば天秤を用いない空気力システムが構築できる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Development of Surface Skin Friction Measurement Technique based on Compliant Coatings2007

    • 著者名/発表者名
      Nobuyoshi FUJIMATSU, Isao MISU
    • 学会等名
      2007 Joint ASME/JSME Fluids Engineering Conference
    • 発表場所
      Sheraton San Diego Hotel & Marina
    • 年月日
      2007-07-30
  • [学会発表] 軟質ゲルコーティングを用いた表面摩擦力の画像計測システムの構築2007

    • 著者名/発表者名
      藤松 信義, 三栖 功
    • 学会等名
      第35回可視化情報シンポジウム
    • 発表場所
      工学院大学
    • 年月日
      2007-07-25
  • [学会発表] 柔軟コーティング材を用いた表面摩擦力の画像計測2007

    • 著者名/発表者名
      藤松 信義, 三栖 功
    • 学会等名
      第39回流体力学講演会/航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム2007
    • 発表場所
      宇宙航空研究開発機構
    • 年月日
      2007-06-14

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi