研究課題
若手研究(B)
モンゴル草原において窒素散布実験を行い、窒素降下量の増加が草原の生産量にどう影響するのかを解析した。その結果、窒素降下量増加による地上部生産量の増加は降水量の年変動に左右され、それは生産量に対する降雨と窒素の交互作用効果が草原構成種によって異なるためだと考えられた。窒素降下量増加による草原生産力の増加は少雨年に見られ、特に嗜好性の低い種が大きく増加していた。しかし調査地において2050年までに予想される窒素降下量の増加では、このような応答はほとんど検知できないと考えられた。
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Multifunctional Grasslands in a Changing World 1
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