研究課題
若手研究(B)
ブナ堅果の豊作翌年に野ネズミが急増する要因を明らかにするために、森林性野ネズミ2種について個体レベルで繁殖パラメータを測定した。3年間の捕獲調査とマイクロサテライトDNA分析の結果から、ブナ豊作年には(1)秋季に繁殖が行われ、(2)秋仔の越冬率が高いことが分かった。また豊作翌年には、(3)年間の繁殖回数の多い個体や(4)年間産仔数が特に多い個体が出現していた。野ネズミの急激な個体数増加にはこれらの要因が関与していた。
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Ecological Research 23巻
ページ: 681-688
Ecological Research 22巻
ページ: 724-734