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2007 年度 実績報告書

ヘパラン硫酸60-硫酸基転移酵素によるアルツハイマー病進行仮説の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18770119
研究機関愛知医科大学

研究代表者

永井 尚子  愛知医科大学, 分子医科学研究所, 助教 (00367799)

キーワード酵素 / 糖鎖 / 脳神経疾患
研究概要

平成19年度において申請者はβセクレターゼ活性が阻害されたときのHS6ST3蓄積部位について検討した。HS6ST3-GFPは定常状態ではゴルジ体のマーカータンパク質であるGM130とco-localizeするが、βセクレターゼインヒビターZ-VLL-CHOで6時間細胞を処理した後では細胞内に広範囲に広がった局在を示す。このときゴルジ体マーカーGM130、小胞体マーカーPDI、エンドソームマーカーであるEEA1との局在を比較したところ、小胞体マーカーのPDIと良くco-localizeしていた。また、HS6ST3-GFPのゴルジ体への移行が起こっているかどうかについて調べるために35Sメチオニンを用いたPulse-chaseの実験を行ったところ、Z-VLL-CHOを添加しないコントロールでは60分経過するとEndoH resistantのバンドが現れるが、Z-VLL-CHO添加した場合はEndoH sensitiveのままであった。このことからもβセクレターゼの活性を阻害することによりHS6ST3-GFPが小胞体に留まっていると考えられる。また、βセクレターゼの基質の一つであるアミロイド前駆体タンパク質(APP)がHS6ST3-GFPの細胞内局在に影響を与える因子として働くかについて検討した。その結果、HS6ST3-GFPとAPPは局在の一致が観察された。しかしながら、抗GFP抗体で免疫沈降を行い、抗APP抗体でウエスタンブロッティングを行ってもAPPのバンドは検出されず、両者が相互作用しているという証拠を得ることができなかった

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヘパラン硫酸6-O-硫酸基転移酵素3(HS6ST3)に結合する細胞内因子の探索2007

    • 著者名/発表者名
      永井 尚子
    • 学会等名
      BMB2007
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-12-14

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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