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2008 年度 実績報告書

植物の生産性向上のための環境ストレス耐性植物開発および生育促進

研究課題

研究課題/領域番号 18780078
研究機関京都府立大学

研究代表者

森田 重人  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (20295637)

キーワード活性酸素 / ストレス耐性 / 抗酸化防御 / シス-エレメント / スーパーオキシドディスムターゼ / イネ
研究概要

1研究代表者はこれまでに、イネにおいて活性酸素防御に関わる複数の遺伝子を制御する新規シス-エレメントCOREを発見している。本研究ではCOREに結合する転写因子をクローニングし過剰発現させることにより、植物の環境ストレス耐性を上昇させることを目的とした。
平成20年度には上記転写因子のクローニングを目指して、cDNAライブラリーのスクリーニングを行った。具体的には、スーパーオキシド発生剤であるパラコート処理を行ったイネ芽生え由来のライブラリーを酵母に導入しyeast one-hybridスクリーニングを行った。またファージ発現ベクターで構築したイネ緑葉由来cDNAライブラリーのSouthwesternスクリーニングも行った。しかしながらいずれのスクリーニングにおいても、ポジティブクローンの単離には至らなかった。
2また本研究では、活性酸素消去酵素であるミトコンドリア型スーパーオキシドディスムターゼ (SOD) の過剰発現による生育促進について解析することを目的とした。ミトコンドリア型SODの過剰発現による発芽・生育促進が、タバコ以外の植物種でも見られるかどうかを調べるために、既に作出済みであるミトコンドリア型SODを過剰発現する形質転換イネについて、発芽特性を調べた。形質転換イネと野生型イネの種子をそれぞれMS固形培地に播種し発芽を比較した結果、形質転換体のいくつかの系統で野生型に比べ発芽が速いものが見られた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A green fluorescent protein fused to rice prolamin forms protein body-like structures in transeenic rice2009

    • 著者名/発表者名
      Saito, Y, et.al.
    • 雑誌名

      Journal of Experimental Botany 60

      ページ: 615-627

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Thin frozen film method for visualization of proteins roteins in mature rice grains2008

    • 著者名/発表者名
      Saito, Y, et.al.
    • 雑誌名

      Bioscience, Biotechnology and Biochemisty 72

      ページ: 2779-2781

    • 査読あり
  • [学会発表] イネ酸素ストレス応答性シスエレメントCOREの生理的機能解析2009

    • 著者名/発表者名
      植田瞳、森田重人、荻原保成、増村威宏、佐藤茂
    • 学会等名
      日本農芸化学会2009年度大会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      20090327-29
  • [学会発表] イネグルタレドキシンの酸素ストレス防御における機能解析2009

    • 著者名/発表者名
      森田重人、戸高理恵、山下裕樹、藤木政良、細木彩夏、矢部知里、増村威宏、田中國介、荻原保成、佐藤茂
    • 学会等名
      日本植物生理学会2009年度年会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20090321-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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