研究課題
若手研究(B)
ブナ成木(80年生)を対象として、樹皮呼吸と樹皮光合成速度の温度と光強度に対する反応特性とその季節変化を枝の直径別に調べた。直径に関わらず、樹皮光合成と呼吸速度は開葉直後の5月に最も高く、冬に向かって低下する傾向を示した。当年枝(その年に伸びた枝)の樹皮光合成による呼吸CO_2の再吸収率は50〜90%に達したが、径級の増加とともに大きく低下し、幹の部分では10〜20%であった。また、太い幹の部分では樹液による呼吸CO_2の持ち去りの影響が大きいことがわかった。
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