市町村などが多様な担い手による農地需要を予測し農地利用の将来を展望する計画づくりを行うためのツールとして、マイクロシミュレーションを用いた農地利用シミュレーションを開発した。本研究の中では、従来モデルに加え世代交代のフローを加えることにより、予測期間を20 年にのばすモデルを策定した。また、選択実験を用いて計測した個別農家の行動モデルをシミュレーションに導入することにより、政策変数を入れた予測が可能となった。 さらに、多様な主体として集落を基盤とする生産組織(農業生産法人)の農地集積行動を事例から把握することにより、その行動様式を明らかにした。
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