放牧草地における草量の空間的不均一性:植生が及ぼす影響、一次生産との関係

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18780206
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 畜産学・草地学
• 研究機関: 独立行政法人農業技術研究機構
• 研究代表者: 堤 道生 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 近畿中国四国農業研究センター・粗飼料多給型高品質牛肉研究チーム, 主任研究員 (70373248)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 放牧 / 草地 / シバ / システム分析 / ライジングプレートメータ / 一次生産量 / 空間分布 / 放牧圧

研究概要

草量の空間的不均一性に対する草種の違いによる影響が示唆されたものの、草量の空間的不均一性の一次生産に対する影響は認められず、したがって、放牧草地生産モデルなどに草量の不均一性をパラメータとして導入することの意義は高くないものと考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] ライジングプレートメータを用いたシバ優占草地の草量推定に影響を与える要因の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 冨松 元、板野志郎、堤 道生
  • 雑誌名: 日本草地学会誌 54 ページ: 134?140
  • 査読あり
• [学会発表] ライジングプレートメータ(RPM)による草量推定に影響を与える要因解析とRPM によって推定されたシバ優占草地バイオマスの季節変化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 冨松 元、板野志郎、堤 道生
  • 学会等名: 日本草地学会誌、55 別、89
  • 発表場所: 藤沢
  • 年月日: 2009-03-29
• [学会発表] Effects of herbage species on the spatial heterogeneity of biomass in grazed pasture: Kentucky bluegrass vs. white clover (2008)
  • 著者名/発表者名: Tsutsumi, M., Fukasawa, M., Tachi, N., Itano, S., Kosako, T., Tsukada, H.
  • 学会等名: Multifunctional Grasslands in a Changing World Volume I (ed. Organizing Committee of 2008 IGC/IRC Conference), Guangdong People's Publishing House, Guangzhou, China, 524
  • 発表場所: フフホト(中国)
  • 年月日: 2008-07-03
• [学会発表] 草地における肥沃度の不均一性、バイオマス、バイオマス生産量、日本草地学会誌、54 別、18-19 (2008)
  • 著者名/発表者名: 塩見正衞、陳 俊、堤 道生
  • 学会等名: 日本草地学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-03-25
• [学会発表] 草量の空間的不均一性に草種の違いが及ぼす影響:ケンタッキーブルーグラスとシロクローバ、日本草地学会誌、53 別、284-285 (2007)
  • 著者名/発表者名: 堤 道生、深澤 充、舘 訓子、板野志郎、小迫孝実、塚田英晴
  • 学会等名: 日本草地学会
  • 発表場所: 相模原
  • 年月日: 2007-03-25
• [学会発表] 植生の異なる草地における放牧頭数の違いが牛の行動に及ぼす影響、日本草地学会誌、53 別、282-283 (2007)
  • 著者名/発表者名: 舘 訓子、深澤 充、堤 道生、小迫孝実、塚田英晴、植竹勝治、江口祐輔、田中智夫
  • 学会等名: 日本草地学会
  • 発表場所: 相模原
  • 年月日: 2007-03-25
• [学会発表] ケンタッキーブルーグラス草地およびシロクローバ草地の組合せ面積比が子牛の選択摂食に与える影響、日本草地学会誌、53 別、280-281 (2007)
  • 著者名/発表者名: 深澤 充、舘 訓子、堤 道生、小迫孝実、塚田英晴
  • 学会等名: 日本草地学会
  • 発表場所: 相模原
  • 年月日: 2007-03-25