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2006 年度 実績報告書

核内受容体リガンド活性を介した内臓脂肪減少作用を有する新規天然化合物の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18790014
研究機関東京薬科大学

研究代表者

黒田 明平  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80266890)

キーワードPPARγ / 前駆脂肪細胞 / 植物抽出物
研究概要

1)CV-1細胞を用いたPPARγリガンド活性の評価:PPARγ薬用植物(漢方生薬、薬用植物、食用ハーブを含む.乾燥重量10g)を95% EtOH(40ml)で1時間加温(60-70℃)抽出した.ろ過後,減圧下溶媒を留去し,薬用植物のEtOH抽出エキスを調製した.EtOH抽出エキスについてCV-1細胞(雄性アフリカミドリザル腎臓由来の培養細胞)を用いたPPARγリガンド活性を評価した.PPARγリガンド活性試験方法は実験計画書の通りである.その結果,Glycyrrhiza glabra L.の根および根茎,Syzygium aromaticumのつぼみの両EtOH抽出エキスの30μg/mlにおける抽出物の発光量が陽性対照であるトログリタソン0.5μMにおけるそれよりも多かったため,活性抽出エキスと判定した.Glycyrrhiza glabra L.の根および根茎[日局カンゾウの基原の一つ]のEtOH抽出エキスについては,順相シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,CHCl_3-MeOH(19:1,9:1,2:1)およびMeOHで順次溶出することにより,4つの画分を得,その中で一番極性の低い画分にPPARγリガンド活性が集中した.現在,同画分について成分検索を進め,活性本体化合物の同定を試みている.Syzygium aromaticumのつぼみ[日局チョウジの基原]のEtOH抽出エキスについては,多孔質合成吸着剤Diaion HP-20カラムに付し,現在,活性画分の同定を行なっている.

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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