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2006 年度 実績報告書

オリゴペプチドを検出する化学センサーアレイの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18790020
研究機関徳島文理大学

研究代表者

久保 美和  徳島文理大学, 薬学部, 助手 (00330754)

キーワードカリックスアレーン / コンビナトリアル化学 / 化学センサー / マイクロアレイ
研究概要

これまでに,蛍光ラベル化したカリックスアレーンライブラリーを構築し,オリゴペプチドに応答する化学センサーを見出している.この蛍光ラベル化したカリックスアレーンをスライドガラス基盤に固定化し,ゲストの結合によって基盤上でもスペクトル変化が確認できれば,DNAマイクロアレイのように多種類同時分析が可能となる.今回,基盤に固定化するために新たに設計したカリックスアレーンの合成法とゲストの結合による蛍光スペクトルの変化について検討した.まず,カリックス[4]アレーンの向かい合う2つのフェノール性水酸基をメチル化し,残りの水酸基のペプチドを導入するリンカーとなるアミノメチル酢酸アミドユニットを導入した.続いて,リンカーのBoc基を除去した後,Fmoc法により,チロシン,スレオニン,グルタミン酸を結合させた.最後にFmoc基を除去し,蛍光剤とであるダンシル基,対応する消光剤であるダブシル基を導入して,ホストとなる蛍光ラベル化したカリックスアレーンの合成を完了した.続いて,合成したホストに結合するゲストを探索するため,3375種類からなる10種類のリガンドライブラリーとバインディングアッセイを行った.その結果,10種類のうち3種類のライブラリーとのバインディングアッセイから合成したホストと結合するいくつかのゲスト分子を見出すことができた.見出したゲスト分子のうち,3種類を別途合成し,ホストと混合してホストの蛍光スペクトルが変化するか調べた.しかし,ホストの蛍光スペクトルは大きく変化しなかった.現在,他のゲスト分子の合成,ホストの再設計を検討している

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Combinatorial Synthesis of Benzothiazoles and Benzimidazoles using a Traceless Aniline Linker.2006

    • 著者名/発表者名
      Miwa Kubo et al.
    • 雑誌名

      Journal of Combinatorial Chemistry 8・2

      ページ: 462-463

  • [雑誌論文] Development of calixarene-based host molecules for peptides in aqueous media.2006

    • 著者名/発表者名
      Miwa Kubo et al.
    • 雑誌名

      Tetrahedron Letters 47・12

      ページ: 1927-1931

  • [雑誌論文] On-bead screening of a library to detect host-guest complexation by an aniline reporter.2006

    • 著者名/発表者名
      Miwa Kubo et al.
    • 雑誌名

      Chemical Communications 2006・32

      ページ: 3390-3392

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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