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2007 年度 実績報告書

摂食障害感受性遺伝子の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18790237
研究機関国立成育医療センター(研究所)

研究代表者

中林 一彦  国立成育医療センター(研究所), 周産期病態研究部, 室長 (10415557)

キーワード摂食障害 / 拒食症 / 関連解析 / SNP / 疾患感受性遺伝子
研究概要

本研究は,国内外の摂食障害遺伝子研究で初の(マイクロサテライトマーカーによる)ゲノムワイド相関解析で同定した拒食症感受性候補領域を対象にSNP関連解析を行い,疾患感受性SNPを同定することを目的としている。今年度は,16q12に位置するTOX3遺伝子領域(325kb)の35SNPsおよび1q32に位置するNR5A2/ZNF281遺伝子近傍領域(345kb)の51SNPsについてSNPタイピングを実施した。摂食障害患者456例(拒食症(AN)331例と過食症(BN)125例)とコントロール872例を対象に,TaqManアッセイによりタイピングデータを取得した。関連解析の結果,TOX3遺伝子イントロン内に位置する6個のSNPについてANとの関連が検出された(アレル頻度に対するχ^2検定P-value0.023〜0.0072)。これらのSNPとBNとの関連は認められなかった。TOX3(TOX high mobility group box family member3)はその発現パターンやコードされるタンパクについての既知情報から脳神経系での機能が推測される興味深い遺伝子である。昨年度までの解析結果から,CNTN5遺伝子イントロン内(11q22)ならびに SPATA17遺伝子の3'下流(1q41)に,ANとの関連を示すSNPを見出しており,今後これらの3つの遺伝子領域のAN感受性SNPについて,独立な日本人AN患者集団を対象とした相関解析を行い,再現性を確認することが重要である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] SNP相関解析による摂食障害感受性遺伝子の探索2007

    • 著者名/発表者名
      中林 一彦
    • 学会等名
      日本人類遺伝学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-09-14

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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