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2006 年度 実績報告書

NAF1によるHIV-1増殖抑制メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18790320
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山本 典生  東京医科歯科大学, 大学院歯学総合研究科, 助手 (40323703)

キーワードHIV / nef / NAF1
研究概要

リアルタイムPCR法を用いてreverse transcription, integrationの各ステップがNAF-1によって影響を受けるかどうか検討を行ったところ、NAF-1はreverse transcription効率に影響を与えないが、integration効率を低下させることが明らかとなった。さらにNAF-1は2LTR DNAの量も減少させることから、核移行のステップがNAF-1の標的である可能性が示唆された。
さらにNAF1に対するshRNA発現ベクターを作成し、NAF1をknock downした細胞(Jurkat/NAFi,293/NAFi)の樹立に成功した。endogenous NAF1の発現レベルを確認するにはanti-NAF1抗体が必要であるが、この目的には研究代表者が作成した抗体が非常に有効であった。現在、樹立したJurkat/NAFi,293/NAFiを用いてHIV-1のライフサイクルにおける影響を解析しているところである。
また、anti-NAF1抗体を用いて免疫沈降を行い、SDS-PAGEを行ったところ、特徴的な複数のバンドが確認された。これらのバンドをゲルから切り抜き、タンパク質をトリプシン処理した後にMALDI-TOF-MSによって質量分析を行ったところ、数種類のタンパク質が同定された。現在、免疫沈降物に対してウエスタンブロットを行うなど、さらに詳細な解析を行っているところである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Lentivirus vectors expressing short hairpin RNAs against the U3-overlapping region of HIV nef inhibit HIV replication and infectivity in primary macrophages2007

    • 著者名/発表者名
      Takuya Yamamoto, Hiroyuki Miyoshi, Norio Yamamoto, Naoki Yamamoto, Jun-ichiro Inoue, Yasuko Tsunetsugu-Yokota
    • 雑誌名

      Blood 108

      ページ: 3305-3312

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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