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2006 年度 実績報告書

携帯電話システムの医学教育への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18790357
研究機関金沢医科大学

研究代表者

黒田 尚宏  金沢医科大学, 医学部, 助手 (80333160)

キーワード携帯電話 / 電子メール / メーリングリスト / 教育システム / 小テスト
研究概要

平成18年度は,金沢医科大学の学生に対する携帯電話の使用状況および教育的利用に関するアンケート調査を行い,それに基づいて携帯電話を利用した有用な教育システムの計画立案および,プロトタイプシステムの開発までを行う計画であり,計画通りにプロトタイプシステムの開発までを完了した.
アンケート調査の結果,携帯電話のメール機能を利用したメーリングリスト(ML)のシステム化が有用であろうと仮定した.学生と教員を交えた様々なグループ構成でMLを設置でき,MLを通じて教員からの連絡を送ったり,学生からの質問を受けたりすることができるというものである.
MLの設置および参加は,携帯電話のWeb機能を利用して容易に操作できる形とし,教員側からの要請によりシステム管理者側で一括して設置・参加させることも可能とした.
プロトタイプシステムを数名の学生の協力を得て試験的に利用した.最も懸念していた携帯電話のキャリアの違い(Docomo, au, SoftBank)によるWeb機能の動作精度については,HTML形式のタグを最も標準的なものだけを利用することにより,ほぼ解消できた.
メールの送受信機能については問題なく動作した.実際に学生と電子メールのやりとりをする中で,携帯電話のメールについては,パソコンのメールと異なり学生側に"暗黙の即時応答性"があることが判明した.即ち,教員側からの応答要求のあるメール送信に対し,返信が非常に早いということである.かなりの学生が頻繁に受信メールのチェックを行い,応答の必要性のあるものについては即座に返信する傾向にあることが判る.
平成19年度は,更にこの即時応答性についての確認調査を行い,簡易なMCQなどの小テストをMLに発信し,その返信を自動収集・集計するようなシステムの開発ならびに試験を行い,有用性の検証を行っていく予定である.

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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