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2006 年度 実績報告書

アジア開発途上国の子どもの成長の縦断的解析と関連環境要因の成長段階特異性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18790394
研究機関東京大学

研究代表者

関山 牧子  東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 特任助教 (90396896)

キーワード西ジャワ / 子ども / 成長 / アジア途上国 / 公衆衛生
研究概要

●西ジャワ農村部の4集落、及び都市部の1集落において、小学校高学年の学童250名とその兄弟、父母を対象とした身体計測を実施するとともに、社会経済的背景、食物摂取頻度についての聞き取り調査を実施した。農村部の4集落は、都市部からの地理的距離と生業が異なる集落を選択した。身体計測値について、都市部と農村部で比較したところ、都市部が有意に良好であった。しかし、農村部の4集落間においても有意差はみられ、その差は都市部との差と同様に大きいものであった。既存の研究では、都市部と農村部の差に焦点があてられていたが、農村部内部においても地域差が見られたことは興味深く、今後、地域差の原因・意義などについて、収集したデータを元に検討する。さらに、親子間の相関性と食事摂取との関連についても検討する。
●農村部4集落の中から1集落を選択し、小学校高学年の学童を含む18世帯を対象として、直接秤量法による食事調査と活動調査を、各世帯1週間ずつ実施した。ほとんどの対象者において、1週間の食事調査中に摂取されていた動物性食品は卵のみであり、タンパク質やビタミンA、カルシウムなどの摂取が不足していた。一方で活動強度は高く、活動と低栄養摂取の両方の負荷によって、成長が遅滞していることが想定される。
●次年度は、さらに都市部の対象者を増やし、同様のデータを収集、地域差を比較するとともに、地域差をもたらす要因についても検討を続ける。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Gender differences in dietary intake among adults of Hindu communities in lowland Nepal : assessment of portion sizes and food consumption frequencies2006

    • 著者名/発表者名
      Sudo, N., Sekiyama, M., Maharjan, M., Ohtsuka, R
    • 雑誌名

      European Journal of Clinical Nutrition 60

      ページ: 469-477

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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