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2006 年度 実績報告書

重症肺高血圧モデルラットにおける内膜増殖病変の発生についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790705
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

今村 公俊  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助手 (40422472)

キーワード肺高血圧症 / 一酸化窒素
研究概要

重症肺高血圧モデルラットの作成
実験動物として体重200-250gの雄Sprague-Dawleyラットを用いた。重症肺高血圧症のモデルであるVGEFレセプターtype II阻害+低酸素飼育モデル(SU+Hypoxia model)では施設到着1週間後にVGEFレセプターtype II阻害剤SU-5416(20mg/kg)を皮下投与し、そのさらに1週間後から前述の低圧性低酸素チャンバー(チャンバー内気圧:約410mmHg、吸気中の酸素分圧=約76mmg)にて3週間飼育した。SU-5416の投与は低酸素チャンバーに入れる1週間前の1回のみ行った。Normal Control群(Normal model)は施設到着1週間後にSU-5416の溶媒のみを投与した後4週間Room air下で飼育した。
各群のラットに鎮静剤を投与し充分な安静を得たのち、24G直針を用いた胸壁からの直接穿刺法にて右室圧、左室圧重測定した。測定後採血し、屠殺したのち心臓及び肺を摘出し、摘出した心肺について右心室肥大の評価として右心室/左心室+心室中隔(RV/LV+S)の重量比を算出した。生存した重症肺血圧ラットでは著明な右室肥大がみられた。ただし、本手技は多くのラットにとって致死的であり、その他の検討に必要な検体を獲得するには未だ至っておらず、現在、低酸素からの離脱法の改善などを検討中である。
Galectin-1欠損マウスの低酸素性肺高血圧の病理学的変化の検討
本研究に使用する技術を用い、コロラド大学肺循環研究所のDavid Case氏、Susan Majka氏のプロジェクトにおいて肺血管の病理診断を行った。結果は11.に記載した論文に掲載された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Mice deficient in galectin-1 exhibit attenuated physiological responses to chronic hypoxia-induced pulmonary hypertension2007

    • 著者名/発表者名
      Case D, lmamura M, Majka S et al.
    • 雑誌名

      American Journal of Physiology Lung Cellular and Molecular Physiology 292 (1)

      ページ: L154-L164

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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