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2007 年度 実績報告書

外部振動負荷MRI腫瘤硬度定量法の開発と拡散情報併用による悪性腫瘍診断の向上

研究課題

研究課題/領域番号 18790875
研究機関千葉大学

研究代表者

風間 俊基  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (70375781)

キーワードMRI / エラストグラフィ / 振動装置 / 解析ソフト / 乳腺 / PET / CT / 癌治療
研究概要

前年度に引き続きMRエラストグラフィの振動装置や解析ソフトなどの開発に取り組んだ。過去に報告のある肝臓では、乳腺と異なり比較的均一な組織からできており、振動を加える部位とエラストグラフィ測定部位を離すことが可能だ。しかし、乳腺では組織が非常に不均一で、振動装置とエラストグラフィ測定部位を近接しないとエラストグラフィの解析が困難であった。そのため、振動発生装置とエラストグラフィ測定部を近接せざるえず、振動発生装置から生じるアーチファクトの軽減は困難であった。また、振動発生装置などにより磁場のゆがみももたらされ、振動による組織のゆがみを検出し解析するソフトの開発も難航した。このため今年度は臨床研究に入る予定であったが、乳腺腫瘤の良悪性の鑑別、乳癌の進展範囲の評価、乳房全体の弾性率の計測などの臨床研究に入ることができなかった。
このように中心的な研究ではうまくいかなかったが、派生的に行ったPETによる癌化学療法副作用発見法、癌と血管新生の関係、癌に対する放射線治療により誘発された悪性腫瘍の研究では下記のとおり3個の学術論文発表を行うことができた。それらでは、「PETで癌化学療法に伴う薬剤性肺炎の早期発見ができること」、「造影CTにより食道癌化学放射線治療の反応の予測ができること」、「放射線治療に伴う二次発ガンではCTやMRIなどの画像による経過観察の重要なこと」、が示され、臨床的に有用であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Pulmonary drug toxicity: FEG-PET findings in patients with lymphoma2008

    • 著者名/発表者名
      Kazama T, et. al.
    • 雑誌名

      Annals of Nuclear Medicine 22

      ページ: 111-114

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Perfusion CT can predict the response to chemoradiation therapy and survival in esophageal squamous cell carcinoma: Initial clinical results.2007

    • 著者名/発表者名
      Hayano K, Kazama T, et. al.
    • 雑誌名

      Oncol Rep 18

      ページ: 901-908

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Imaging findings of radiation-induced sarcoma of the head and neck.2007

    • 著者名/発表者名
      Makimoto Y, Kazama T, et. al.
    • 雑誌名

      Br J Radiol 80

      ページ: 790-797

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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