研究課題
まず、パーキンソンモデルマーモセットの作成とその行動評価・in vivo, in vitroでのpre-,post-synaptic changeを免疫染色・autoradiography, PETにておこなった。特に行動評価ではUPDRSをmodifyしたもののほかに、24時間の自発運動量測定の有用性を明らかにした。(北米神経科学会・Neurotrauma Researchにて発表)また、スナネズミを用いたパーキンソンモデルを作成し、そのドパミン受容体とトランスポーターの評価を行動実験とあわせて行い、スナネズミにおいてもラット同様の有用な片側パーキンソンモデルが作成できることを明らかにした。続いて各種新規トレーサーの動態評価や正常動物での脳内分布の検討を行った。特にmicro PETを用いて、サル、ラット、マウス、スナネズミ等におけるsubstance P受容体の分布を明らかにし、またパーキンソン病モデル動物におけるsubstance P受容体の変化を明らかにした(一部Synapseにて発表)。このことは、今後パーキンソン病患者における欝症状の解明と治療に寄与しうる可能性を示唆したものであった。また、末梢性ベンゾジアゼピン受容体の測定を用いたミクログリアイメージングをin vivo, in vitroにておこない、micro PETを用いることで、in vivoでの経時的評価を可能にした。これにより、ミクロダリアをイメージすることで、神経損傷のイメージングを可能にすることを明らかにした(脳神経外科学会他で発表)。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (3件)
Synapse 61(4)
ページ: 205-215
Neurotrauma Research vol.17
ページ: 5-8
てんかん治療研究振興財団研究年報 17
ページ: 87-92