• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

血清プロテオミクス解析を用いた閉経後骨粗鬆症診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18791047
研究機関札幌医科大学

研究代表者

小笹 泰宏  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40404636)

キーワード医療・福祉 / プロテーム / 老化
研究概要

現在の骨粗鬆症の診断はDXA,pQCTなどの画像による骨量測定,及びB-ALPやDPD,NTX,CTXなどの骨代謝マーカーの測定によって行われている。しかし,骨量測定は骨粗鬆症が確立した時に初めて診断されるものであり測定誤差も大きい。また,骨代謝マーカーも骨吸収,骨形成を各々反映しているに過ぎない。本研究では動物モデルと臨床検体を組み合わせて,異なる質量分析装置を用いた血清のプロテオミクスアプローチにより血清タンパク質発現パターンによる骨動態を反映した診断法の確立,新たな骨粗鬆症特異的マーカーの同定を行うことを目指した。本研究の特色であるプロテオミクス解析は,骨粗鬆症の分野ではほとんど行われておらず血清プロテオミクス解析を応用すること自体が重要な成果である。骨は常に骨吸収,骨形成を繰り返しリモデリングを行っている動的な臓器である。現存する骨代謝マーカーによる診断は骨吸収,骨形成をそれぞれ反映したものにすぎない。年齢,性別,基礎疾患によっては骨吸収の亢進あるいは骨形成の低下がすぐ骨量低下を表すものではない。この問題を解決するべく,骨動態を反映する候補分子を複数同定し,現在生物学的な意義を検証している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The relationship between the pressure adjacent to the ulnar nerve and the disease causing cubital tunnel svndrome2008

    • 著者名/発表者名
      Iba K, et. al.
    • 雑誌名

      J Shoulder Elbow Surg 17

      ページ: 390-396

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi