ユビキチン加水分解酵素のマウス卵発生過程での発現と機能の検討

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18791171
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 水澤 友利 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10348716)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 発生・分化 / 酵素 / 細胞・組織

研究概要

マウス卵において、ユビキチン加水分解酵素(UCHL1)がメッセージレベル、およびタンパクレベルで多量に発現していることを明らかにし、このタンパクが減数分裂再開に関与している可能性を明らかにしたとともに、老化によりU CHL1mRNA のtotalRNAに占める割合が成熟卵子で低下することを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Expression of human oocyte-specific linker histone protein and its incorporation into sperm chromatin during fertilization (2009)
  • 著者名/発表者名: Mizusawa Y, Kuji N, Tanaka Y, Tanaka M, Ikeda E, Komatsu S, Kato S, Yoshimura Y.
  • 雑誌名: Fertil Steril 13(Epub ahead of print)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression of ubiquitin carboxy1-terminal hydrolase1(UCH-L1)inmouse oocytes and preembryos (2006)
  • 著者名/発表者名: Kuji N, Yoshida H, Mizusawa Y, Hashiba T, etal
  • 雑誌名: Human Reproduction 21 1 ページ: 109
• [雑誌論文] ユビキチン加水分解酵素(UCH-1)マウス卵子初期胚での発現と生物学的意義 (2006)
  • 著者名/発表者名: 吉田宏之、久慈直昭、水澤友利、吉村泰典 他2名
  • 雑誌名: 日本生殖医学会雑誌 51(4) ページ: 269
• [学会発表] 融解胚移植〜自然排卵周期とホルモン補充周期についての検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松村康子、水澤友利 他
  • 学会等名: 第53回日本生殖医学会学術講演会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 20081023-24
• [学会発表] 低用量メトホルミン療法による不妊患者への効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高橋純、水澤友利 他
  • 学会等名: 第53回日本生殖医学会学術講演会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 20081023-24