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2006 年度 実績報告書

真菌由来の抗原が鼻副鼻腔炎の難治化過程へ及ぼす影響についての分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 18791208
研究機関広島大学

研究代表者

石野 岳志  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (80363068)

キーワードc-Met / HGF / 免疫染色 / 鼻汁 / 真菌 / 培養 / 同意書
研究概要

本年度はc-Met、HGFによる鼻茸組織の免疫染色の染色方法の最適条件の検討および鼻汁からの真菌培養を行うとともに、同意書を作成して倫理委員会へ提出し、本研究に対する承認を得ることができた。
1)蛍光2重免疫染色により、c-Metの発現は上皮、浸潤細胞、血管内皮に強く発現していることが示唆される結果となった。しかしながら、現在のところ、その局在およびHGF発現細胞の局在を証明するには、染色の状態をさらに安定させる必要があり、現在、その条件設定(染色における固定方法、蛍光染色用2次抗体の選択、観察用顕微鏡の変更)を検討している段階である。
2)鼻汁からの真菌の培養においては、現在の培養で様々な真菌が検出されてきており、現在も真菌の種類の同定を引き続き行っているところである。また、培養結果の集積を重ねたうえで、同定された真菌が病原真菌となりうるかどうかをさらに検討していく段階である。そのために、現在まず同定された真菌を培養し、真菌由来の毒素を包括的に抽出しているところである。
3)抗真菌薬の投与のための同意書においては、倫理委員会にて承認され、これから、抗真菌薬投与を行っていく予定である。
このようなデータの結果を踏まえ、最終年度である来年度は、c-Met、HGFの発現細胞の確認とこれらサイトカインと病態との関連についてさらに検討を行うとともに、難治性副鼻腔炎の病態と真菌感染との関連性についても、引き続きさらに研究を進めていく予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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