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2006 年度 実績報告書

加齢黄斑変性症の病態における分子生物学的メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 18791260
研究機関群馬大学

研究代表者

秋山 英雄  群馬大学, 医学部, 助手 (60359586)

キーワードVEGF遺伝子 / 光刺激 / レチノイン酸 / 加齢黄斑変性
研究概要

(1)C57BL/6マウスに可視光刺激(可視光源付マウスゲージ内にて72時間刺激)をして、網膜におけるVEGF遺伝子の誘導の経時的変化を検索した。光刺激した群とコントロール群から得られた網膜からRNA(ISOGEN, Nippongene用いる)を使ってmRNAを抽出し、RT-PCR法やリアルタイムにて検討した。結果として、経時的にVEGF遺伝子誘導が行われることが確認できた。またアトロピンにて散瞳させ、より光刺激が眼底に届くようにしたときその遺伝子誘導がさらに促進された。光刺激をしたマウスの硝子体中のVEGF蛋白をELISA(タカラVEGF測定キット)にて測定したり、免疫染色でその遺伝子発現の特におこっている部位を確認した。
(2)上記のVEGF遺伝子誘導がレチノイン酸を介したものであるかどうかを調べるために、ビタミンA欠乏マウスを作成し、上記と同様の実験をすすめた。ピタミンA欠乏かどうかERGでA波の減弱を確認した(やく30%に減弱)。またSRLに血中ビタミンA濃度測定を測定した。コントロール群に比してビタミンA欠乏マウス群では約3〜4分の1のビタミンA濃度であった。可視光線による網膜におけるVEGF遺伝子の誘導は認められなかった。
(3)VEGF遺伝子以外に可視光線による網膜における遺伝子発現を見るために、マイクロアレイを実施中である。Y79網膜芽細胞腫に蛍光電球にて持続的光刺激をして、遮光したコントロール群と刺激群での遺伝子発現の差をみるためにマイクロアレイを行っている。特にわれわれは血管新生に関係する遺伝子発現に注目している。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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