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2006 年度 実績報告書

角膜実質幹細胞による実質細胞外マトリックスの再生

研究課題

研究課題/領域番号 18791302
研究機関東京歯科大学

研究代表者

吉田 悟  東京歯科大学, 歯学部, 客員講師 (50398781)

キーワード角膜実質 / ケラトサイト / 体性幹細胞 / 神経堤 / 人工角膜
研究概要

本研究は人工角膜作製を目指した人工角膜実質の構築を目的としている.生体組織に近いマテリアルの開発のためには組織本来の細胞を用いることが望ましく、恒常的に安定な細胞の供給のため、組織幹細胞の分離・培養法の確立が必要であった.そこでまず、実験動物(マウス)を用いた検討を行った結果、角膜実質細胞の分離と長期培養に成功した.更に、この細胞を角膜実質幹細胞としてキャラクタライゼイションを行い、角膜実質が本来由来している神経堤幹細胞の性質も持っていることを明らかにした.この結果は、「Isolation of multipotent neural crest-derived stem cells from the adult mouse cornea」として、英文科学誌「Invest Ophthalmol Vis Sci.」に発表することが出来た.さらに、この成果を応用して、ヒト角膜実質からの同様な細胞の分離・培養にも成功しつつある.また、分離した角膜実質幹細胞を元に、フィブリンゲル、およびコラーゲンゲル中での細胞培養を様々な培養条件下で検討しており、生体組織中の角膜実質細胞に近い形態を保った培養条件を確立しつつある.この培養条件下での、ケラトカンをはじめとするマーカーの発現についてRT-PCRおよび免疫染色法によって確認を行っている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Isolation of multipotent neural crest-derived stem cells from the adult mouse cornea.2006

    • 著者名/発表者名
      吉田悟
    • 雑誌名

      Invest Ophthalmol Vis Sci. 47 (11)

      ページ: 4780-4786

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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