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2007 年度 実績報告書

ビーズアレイ法を用いた敗血症における多項目同時サイトカイン・ケモカインの変動解析

研究課題

研究課題/領域番号 18791343
研究機関岩手医科大学

研究代表者

小鹿 雅博  岩手医科大学, 医学部, 助教 (40347878)

キーワード敗血症 / ビーズアレイ法 / サイトカイン / 免疫学 / 侵襲学
研究概要

敗血症における生体内のサイトカイン・ケモカイン、細胞内リン酸化タンパク質の同時多項目定量および細胞表面上のHLA-DR、CD-14の発現量、血漿中のエンドトキシン値、可溶性CD-14値の定量を行い、敗血症におけるメディエーターネットワーク、免疫応答、治療の影響を検討した。
ビーズアレイ法にて検体10ulにて同時多項目定量ぶ可能であった。腹腔内感染症に起因する敗血症症例の手術前、手術後におけるサイトカインネットワークの変動、評価を行った、末梢血白血球数が4000/mm^3未満(LW群)と4000/mm^3以上(HW群)での比較検討を行った。IL-1β,4,5,6,8,10,G-CSF,GM-CSF,IFN,MCP1,MIP-1βは術前後を通してLW群が有意に高値であった。腹膜炎手術症例のLPS刺激によるサイトカイン産生能の検討では、IL-6,8,1β,TNF-α,IFN-γ,MIP-1βの産生が抑制されていた。
G-SCF,MCP-1,IL-10,12,13,17は抑制されていなかった。炎症性サイトカイン/抗炎症性サイトカインであるTh1系サイトカイン/Th2系サイトカインバランスの術前後において逆転することが認められた、このことは炎症反応と全身の免疫抑制状態が混在した病態を示しており、敗血症における臓器障害と易感染状態という難治性病態を形成していることが示された

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 重症急性胆管炎のサイトカイン動態と抗ショック療法2007

    • 著者名/発表者名
      佐藤信博
    • 雑誌名

      侵襲と免疫 15・4

      ページ: 34-35

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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