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2007 年度 実績報告書

口腔がんにおけるリンパ管新生因子VEGF-C遺伝子発現調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18791483
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

道 泰之  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70376755)

キーワードVEGF-C / 口腔癌 / リンパ管新生 / 転写因子 / 発現調節
研究概要

本年度はその目的と実施計画に従い、研究を逐行した。
1.リンパ管内皮細胞の培養は安定して行い得た。市販培養細胞ではなく、ヒト皮膚微小血管内費細胞からの分離培養が安定して行い得た。
2.リンパ管内皮細胞3次元培養による腫瘍リンパ管新生能の検定。
リンパ管新生能を検定するためこの方法を選択したが、結果が不安定なため、リンパ管内皮細胞の増殖能を直接検定する方法に変更した。
3.発現調節領域の構造と機能の解析
(1)プロモーター解析を完了した。
前年度より継続してルシフェラーゼアッセイにより発現を確認し、遺伝子導入細胞株により活性の差を確認した。
(2)エンハンサー領域の同定を行った。
最小領域の同定のためプロモーター単独での解析を行い、繰り返し配列も作成し、遺伝子導入の後活性の差をルシフェラーゼアッセイにて検定した。
4.転写制御は既知の遺伝子によるものであり、解析は不要であった。
5.リンパ管内皮細胞と口腔がん細胞株の共培養により、細胞株の違いによる増殖活性の違いを確認した。また、その活性の違いとマウス移植での転移能を検討し、その相関が判明した。
6.VEGF-Cの過剰発現を生じる細胞株作成を行った。その結果得られた細胞株をマウスに移植するよう試みたが、過剰発現細胞株は-過性発現のものにおいては再現性のある結果が得られず、向上発現を行う細胞株の作成には至らなかった。
以上の解析を行い、成果を次年度以降刊行される雑誌に投稿する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 耳下腺に生じた脂腺型リンパ腺腫の例2007

    • 著者名/発表者名
      道 泰之 ほか
    • 雑誌名

      日本口腔外科学会雑誌 第53巻

      ページ: 363-367

    • 査読あり
  • [学会発表] 頬粘膜扁平上皮癌の臨床的検討2008

    • 著者名/発表者名
      道 泰之
    • 学会等名
      日本口腔腫瘍学会
    • 発表場所
      大分県
    • 年月日
      2008-01-24

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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