2008 年度研究成果報告書

口腔癌に対するゲルダナマイシンを用いての分子標的治療についての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号	18791508
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	外科系歯学
研究機関	長崎大学
研究代表者	山田慎一長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (50380853)
研究期間 (年度)	2006 – 2008
キーワード	分子シャペロン
研究概要	口腔癌において予後を左右する因子とし癌細胞の転移・浸潤が大きな因子の一つとして挙げられる。この転移・浸潤に関して足場蛋白として種々の癌腫において発現し予後と相関すると報告されているα-actinin-4、EMS1について病理組織学的因子との関連、細胞生物学的特性について検討した。その結果、前者は浸潤型と、後者は腫瘍サイズ、所属リンパ節転移、浸潤型と相関し、また、各についてsiRNAにより浸潤能の低下がみられ、分子標的治療のターゲットに成りうることが示唆された。