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2006 年度 実績報告書

初学者における沐浴技術の早期習得に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 18791642
研究機関三重県立看護大学

研究代表者

今田 葉子  三重県立看護大学, 看護学部看護学科, 助手 (00326167)

キーワード沐浴 / 看護技術 / 手掌圧力 / 習熟 / 看護教育 / 人間工学
研究概要

1.研究目的
本研究は、初学者における沐浴技術の教示方法を確立するための基礎的研究であり、本年度は熟練者である助産師の手掌部圧力測定を行い、初学者の練習効果の評価判定基準を定めることを目的とした。
2.方法
被験者は研究の趣旨に同意し、沐浴技術の経験年数が4年以上の助産師10名である。
手掌部の圧力測定はエアパック式センサを利用したエイエムアイテクノAMI3037-2を使用し、測定部位は先行研究に基づき左手の母指指小球部、中指指小球部、小指指間小球部の3部位とした。エアパック式センサは、助産師の手掌部に両面テープにて貼付し、配線が沐浴動作を妨げないよう固定した。助産師はエアパック式センサを装着したまま、立位をとった状態といすに座った状態で沐浴動作を行った。沐浴動作は連続5回繰り返し行った。
分析方法は、各助産師の5回の測定データのうち、測定値が同一被験者のデータ内で同じ傾向を示す3回分を選択して扱った。データは、左手で沐浴人形の児頭を支持し、右手で前胸部を洗う動作をしている場面10秒間を抽出し、そのうち安定した中間5秒間を0.5秒単位で抽出した。統計処理方法は、SPSS 13.0J for Windowsを用いて各項目の基礎等計量を算出した。
3.結果
(1)対象の基本属性
助産師の平均年齢は39.9±6.5歳で、沐浴実施経験年数は15.8±6.4年、平均沐浴回数は、4.4±2.4回/日、平均身長は157.8±6.2、平均上肢長は68.2±3.0であった。
(2)手掌部の平均圧力
立位では、母指指小球部17.6±6.8kPa、中指指小球部16.2±6.5kPa、小指指間小球部12.6±5.3kPa、いすでは、母指指小球部17.2±6.6kPa、中指指小球部15.1±6.2kPa、小指指間小球部15.5±5.8kPaであった。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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