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2008 年度 実績報告書

小児がん患児に対する院内感染予防のための排泄ケアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18791692
研究機関愛知医科大学

研究代表者

村端 真由美  愛知医科大学, 看護学部, 講師 (30363956)

キーワード小児がん / 院内感染 / Clostridium difficile / 排泄ケア / 下痢
研究概要

H20年度は、これまで実施してきた長期入院がん患児におけるClostridium difficile消化管保有と院内伝播に関する検討を論文として発表した(日本感染症学雑誌82(5)p419-4252008)。
化学療法中のがん患児のC.difficle関連下痢症/腸炎の実態、および排泄ケアを行なう看護師や家族等の排泄ケア行動の実態を明らかにし、効果的な接触感染の方法を明らかにすることを目的に、長期入院がん患児におけるC.difficle消化管保有状況を継続的な調査・分析、患児の生活およびベッド周囲の状況、排泄物の処理経路等の確認を行なった。
その結果、長期入院がん患児において非常に高い割合でC.difficleが消化管内で増殖していることや水平伝播の可能性が示唆された。さらに、小児の入院患児の場合、身の回りの世話を家族が行うことが非常に多い等、成人患者らとは異なる生活背景、入院状況であることが明らかとなった。よって、C.difficle感染症の予防方法を検討する上で、小児の成長発達段階や患児へのケアだけではなく、付き添いや面会の家族も含めて考慮した排泄ケアが重要であると示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 長期入院がん患児におけるClostridium difficile消化管保有と院内伝播に関する検討2008

    • 著者名/発表者名
      村端真由美, 加藤はる, 矢野久子, 小椋正道, 和田順子, 脇本幸夫, 荒川宜親, 溝上雅史
    • 雑誌名

      日本感染症学雑誌 82(5)

      ページ: 419-425

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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