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2008 年度 実績報告書

アサーショントレーニングを用いた訪問看護師のストレスマネジメント効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18791722
研究機関鳥取大学

研究代表者

仁科 祐子  鳥取大学, 医学部, 助教 (70362879)

キーワード訪問看護師 / 対人関係 / 対人葛藤 / メンタルヘルス / アサーション / 職業ストレス / ストレスマネジメント / 介入研究
研究概要

1. 19年度の研究成果について学会発表を行った(2件)
19年度に実施した訪問看護師対象のアサーショントレーニング講習会(以下AT)の効果について学会発表を行った. AT参加者12名はAT前よりAT後に, 上司サポート認知が有意に向上したことが明らかとなった. 対人葛藤認知には影響しなかった(第28回日本看護科学学会学術集会, 神戸). またAT評価に値用した質問紙調査を鳥取県内の訪問看護師を対象として実施し, 82名のスタッフナースのデータを分析した結果, 常勤よりも非常勤の方が, そして対人葛藤認知が低い方が, 職務満足が高いことが明らかとなった(第34回日本看護研究学会学術集会, 福岡)
2. 2回目のATを行った(平成21年2月11日)
19年度のATは2日間であったが, 零細事業所が多い県内訪問看護師にとって2日間のAT参加が困難な状源であった. よって20年度は1日(6時間)のATプログラムを組み, その効果を検討した. 今回も臨床心理士であり日本精神技術研究所認定のATトレーナーと連携してプログラムを組み, 講師の依頼を行った. 参加者は訪問看護師10名と, 病院看護師やケアマネージャー等で計22名であった. AT前傍に質問紙調査を実施した。AT後の調査において, ATへの参加が自身の気持ちに影響したと回答した者は17名(77%), その後の日常生活に役立つことがあったと回答した者は14名(64%), その後の職業生活に役立つことがあったと回答した者は14名(64%)であった。AT後のフォローアップが必要と回答した者は21名(95%)であり, フォローアップへのニーズが高かった. フォローアッププログラムの検討が必要である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 鳥取県内の訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師の仕事に対する思い2009

    • 著者名/発表者名
      仁科祐子
    • 雑誌名

      米子医学雑誌 60(2)

      ページ: 53-65

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 訪問看護に従事する看護職の職場の対人葛藤に関連する要因

    • 著者名/発表者名
      仁科祐子
    • 雑誌名

      日本看護研究学会雑誌 (印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 訪問看護師を対象としたアサーショントレーニングの施行と評価2008

    • 著者名/発表者名
      仁科祐子,谷垣静子,乗越千枝,宮林郁子
    • 学会等名
      第28回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2008-12-13
  • [学会発表] 訪問看護ステーションに勤務するスタッフナースの職務満足に関連する要因2008

    • 著者名/発表者名
      仁科祐子,谷垣静子,乗越千枝,宮林郁子
    • 学会等名
      第34回日本看護研究学会学術集会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2008-08-20

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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