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2006 年度 実績報告書

グラフ分割アルゴリズムの新しい設計手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18800003
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 健洋  東北大学, 大学院情報科学研究科, 助手 (40431548)

キーワードアルゴリズム / 近似アルゴリズム / グラフ / 直並列グラフ / 部分k-木 / 完全近似スキーム / 分割問題
研究概要

主に電力系統の配電融通問題などに応用がある「需要点と供給点のあるグラフの分割問題」を扱った.この問題は,需要点と供給点のあるグラフに対し,電力が供給されない需要点ができてしまうとき,供給されている需要点の需要量の合計を最大にする最大化問題である.
従来,木と呼ばれる単純なグラフに対しては,この分割問題を解く完全近似スキームが知られていた.ここで,完全近似スキームとは,任意の精度の近似解を効率よく求めることができるアルゴリズムである.本研究では,直並列グラフ,部分k-木と呼ばれる構造的グラフに対し,分割問題を解く完全近似スキームを与えた.また,一般のグラフに対しては近似スキームが存在しそうにないことを示し,分割問題の近似可能性を明らかにした.これらの結果は,国際会議ISAAC2006にて発表した.
また,木に対するアルゴリズムを計算機に実装し,その性能を評価・解析した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Approximability of Partitioning Graphs with Supply and Demand2006

    • 著者名/発表者名
      Takehiro Ito
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 4288

      ページ: 121-130

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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