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2007 年度 実績報告書

骨格筋の不活動および老齢性萎縮へのアポトーシスの関与と運動刺激が及ぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 18800055
研究機関早稲田大学

研究代表者

緒方 知徳  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助手 (30434343)

キーワードapoptosis / skeletal muscle / atrophy / aging / unloading / ER stress / exercise / training
研究概要

前年度(平成18年度)に明らかになったアポトーシス誘導に関わるシグナル経路である"小胞体ストレス"の活性化に関連した因子を探り、その結果をもとに運動トレーニングが骨格筋に及ぼす効果を検討した.
不活動(6ヵ月齢成熟ラットへの2週間の後肢懸垂)と老化(32ヶ月齢老齢ラット)ラットの萎縮ヒラメ筋を用いて変性タンパク質の増加と深くかかわる分子シャペロンタンパク質群(HSP72,HSC73,GRP78,ERp29,Calreticulin)の発現を検討した結果、特にストレス誘導型の分子シャペロンであるHSP72が老化により細胞質レベルで著しく減少することが明らかとなのた.
そこで、運動トレーニングとNSP72発現の関連性を検討するために、ラットへのトレッドミル走運動を用いた-過性運動後(1日後、2日後、4日後、7日後)および8週間のトレーニング後(2日後、7日後、10日後、14日後、28日後)にHSP72の発現変化を検討した.その結果、-過性運動では運動1日後でHSP72の発現増加が見られるものの、2日後以降増加は認められなかったのに対して、長期的運動トレーニングではHSP72の発現増加が14日間以上維持され、その変化は筋重量の推移と類似した変化であることが明らかとなった.このような知見は、運動がHSP72の発現増加を介してアポトーシス抑制に有用であるとともに、トレーニングによりその効果が長期的に維持されることを示唆するものであった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] The Activation of ER Stress Signaling in Aged Skeletal Muscle2007

    • 著者名/発表者名
      Tomonori Ogata, Shuichi Machida, Yasuharu Oishi, and Isao Muraoka.
    • 学会等名
      Asia-Pacific Conference on Exercise and Sports Science 2007
    • 発表場所
      Hiroshima,Japan
    • 年月日
      20071200
  • [学会発表] Apoptosis in unloaded or aged skeletal muscle are regulated via differential pathways2007

    • 著者名/発表者名
      Tomonori Ogata, Shuichi Machida, Yasuharu Oishi, and Isao Muraoka.
    • 学会等名
      17th Annual Congress of the European College of Sciences
    • 発表場所
      Jyvaskvla,Finland
    • 年月日
      20070700

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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