研究課題
1.超音波を用いた細胞の壊死、増殖抑制効果、遺伝子導入におけるvivoを想定した超音波照射方法In-vitroにおける、vivoを想定した超音波照射方法による細胞の壊死(アポトーシスを含む)、増殖抑制の効果、遺伝子の導入について検討した。超音波と温熱療法(41-44℃)や低帳状態(0.45N)、との併用効果も比較検討した。マイクロバブルはOptison、Liposome bubbles、SonoVue、SonaZoidを使用した。細胞はhuman leukemia(U937)細胞、HeLa細胞、ヒト神経線維腫細胞、melanoma(C32)細胞、melanocyteを使用した。2.In-vivoにおける実験注射器を用いてヌードマウスの右大腿根部背側皮下にmelanoma細胞を注入した。注射から2週間後よりmelanomaが増殖し形成した腫瘍に上記1で検討した条件を用いて超音波を2週間毎日照射した。In-vivoにおける実験で、melanoma細胞の増殖抑制効果が確認され、上記1のvivoを想定したin-vitroの実験を裏付ける結果となった。3.超音波照射による遺伝子導入のメカニズムの検討超音波照射による遺伝子導入のメカニズムを検討するために、マイクロマニピュレータ下で、HeLa細胞に小孔を開け、遺伝子が受動的に細胞内に導入されるかを観察した。遺伝子は受動的に導入されることが確認されたが、超音波を用いた能動的な導入方法と比較して、明らかに低い導入率であることが証明された。
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