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2007 年度 実績報告書

流通のグローバリゼーションによる流通システムの変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18830008
研究機関小樽商科大学

研究代表者

白 貞壬  小樽商科大学, 商学部, 准教授 (60400074)

キーワードグローバリゼーション / 流通システム / 流通外資 / イケア / 家具業界 / グローバル・スタンダード / 家具インテリア・ビジネス / 変容
研究概要

複雑かつ閉鎖的な日本の流通システムや厳しくてきめ細かい日本の消費者行動は流通外資にとって異質的かつ難しい市場であったことは否定しがたい。しかし、流通政策の規制緩和、地価の下落、専門店展開の外資先発組の成功例などは、日本市場の異質性を著しく軽減させた。トイザらスなどの先発組は本国の競争力を日本市場に適応させようとする努力はもちろん、それが属する業界や国内企業に大きな刺激を与えたことは確かである。イケアの業態コンセプトの新しさおよび優れた商品開発力が欧州で認められた以上、イケアの日本進出は日本の家具業界およびホームファニシング業界に大きな影響を与えると考えるのは妥当である。グローバル・スタンダードの前に日本の流通システムが淘汰されないのか、それともその影響をうけてどのように対応されるべきかの問題を検討するのが本研究の課題であった。
これまで収集してきたイケアおよび日本家具産地に関する文献および2次資料にもとづき、家具インテリア・ビジネスの論理について考えることを最初の研究課題として持ち込んだ。低価格のデザイン性のある製品の企画・原材料の調達・製造・販売において高収益モデルを生み出したスウェデンの大手家具専門店イケアのケースに焦点を当て、家具インテリア・ビジネスにおける一つのソリューションが提案された。具体的な成果として、現在、学会誌への論文投稿を準備している。
引き続き、イケアの日本市場参入による生産・流通構造の変化を取り上げ、上記に残された課題を次なるステップとして検証していきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イケアの日本進出による家具流通の新展開2007

    • 著者名/発表者名
      白 貞壬
    • 学会等名
      日本商業学会中部部会
    • 発表場所
      名古屋愛知大学
    • 年月日
      2007-04-21

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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