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2006 年度 実績報告書

産学共同研究を通じた知識フローが地域のイノベーションに与える影響のパネル推計

研究課題

研究課題/領域番号 18830061
研究機関長崎県立大学

研究代表者

福川 信也  長崎県立大学, 経済学部, 講師 (00433409)

キーワードイノベーション / 地域 / 産学連携 / 特許 / 共同研究 / スピルオーバー / 地域イノベーションシステム
研究概要

本研究ではNBER特許データベースから地域イノベーションパネル(1983-96年)を構築し、地域における産業R&D、大学研究、産学連携が産業のイノベーションに与える影響を技術分野別(医薬、化学、機械、コンピュータ・通信、エレクトロニクス)に分析した。3SLSによる知識生産関数の推定結果から以下の点が明らかとなった。第一に、医薬、通信・コンピュータでは大学研究がイノベーションのクオリティ(特許の被引用件数)向上に貢献しているが、その他の技術分野では大学研究は産業のイノベーションに影響を与えない。第二に、医薬では、大学から産業への知識スピルオーバーは地理的に制約されており、専ら地域内(同一都道府県内)の大学研究がイノベーションのクオリティ向上に貢献している。第三に、どの技術分野においても、産学連携(大学と企業の共同研究)は大学知が産業に波及する経路として有効ではない。どのようなスピルオーバーチャネルが有効かについては、更なる分析が必要である。
本研究の成果は国際・国内学会で報告された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 産学協同を通じた知識フローが地域のイノベーションに与える影響のパネル推計2007

    • 著者名/発表者名
      福川信也
    • 雑誌名

      日本中小企業学会編第二十六集(同友館)(2007年7月) 26(近刊)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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