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2006 年度 実績報告書

筋ジストロフィーの遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 18890145
研究機関熊本大学

研究代表者

木村 円  熊本大学, 医学部附属病院, 医員 (60433025)

キーワード筋ジストロフィー / 遺伝子治療 / レンチウイルスベクター / dystrophin / 幹細胞 / 筋衛星細胞 / 線維化
研究概要

本研究は、神経筋難病の遺伝子治療法の開発を大目標として掲げている。特に、難病・筋ジストロフィーをターゲットに定め、病的骨格筋に治療用蛋白質"dystophin"を導入する(replacement therapy)方法を用いる。
本年度は主にウイルスベクターの作成・精製に重点を置き研究を進めた。遺伝子治療研究において、高い治療効果を得るためには、精製度の高いウイルスベクターをコンスタントに作成することが極めて重要となる。Prof.Jeff Chamberlain (University of Washington, USA), Prof.Dusty Miller (FHCRC, USA), Prof.Luigi Naldini (Italy)、理研・三好先生の好意を得、cDNA、パッケージング用細胞293D、レンチウイルス作成用プラスミドの分与を受けた。
1)マーカー遺伝子を搭載したLv-MSCV-eGFp, Lv-MSCV-nLacZ、および治療用遺伝子を搭載したLv-HSA-μ-dystropllin/eGFP, Lv-MSCV-μ-dystrophin/eGFR, Lv-MSCV-mini-dystrohin/eGFPを作成した。
2))モデル動物(mdxマウス)にウイルスベクターを直接投与(in vivo)し、骨格筋に治療用遺伝子(ジストロフィン遺伝子)を導入し遺伝子発現を観察し、病理学的、生理学的機能評価により有効性を検討した。3)mdx横隔膜はヒトDMDの病理学的変化を反映し、ヒトに応用する場合は最初のターゲットとなる。レンチウイルスベクターを用いmdxマウスの横隔膜に遺伝子導入を行った。4)mdxマウスfibroblastを回収し、μ-dystrophin/eGFPで治療を行い、骨格筋細胞に誘導した。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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