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2006 年度 実績報告書

敗血症における非食細胞型NADPHオキシダーゼの新たな役割の解明と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18890158
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

松野 邦晴  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (50420708)

キーワードNADPH oxidase / 敗血症 / 活性酸素種
研究概要

非食細胞型NADPHオキシダーゼの触媒サブユニットの一つであるNox1の敗血症における役割を明らかにするため、Nox1遺伝子欠損マウスを用いてLPSの腹腔内投与による敗血症モデルを作成・解析し現在までに以下の知見を得ている。
1、LPS投与後の死亡率が野生型マウスに比べ遺伝子欠損マウスでは有意に低下している。
2、LPS投与により心臓においてNox1 mRNA発現が顕著に上昇する。また遺伝子欠損マウスにおいてNox1遺伝子欠損による他の触媒サブユニット(Nox2,4)発現への影響は認められない。(realtime-PCRを用いて測定)。
3、LPS投与により野生型マウスの心臓においては活性酸素種の有意な産生上昇が認められるが、遺伝子欠損マウスにおいては、その産生が有意に低下している(化学発光法により測定)。
4、LPS投与により野生型マウスでは血圧および心機能の低下が認められるが、遺伝子欠損マウスにおいてはそれらの低下が抑制されている(テイルカフ法、心カテーテル法で測定)。
5、LPS投与後の心臓における炎症性サイトカイン(IL-1, TNF, iNOS等)のmRNA発現量においては、野生型・遣伝子欠損マウス間において差は認められない(realtime-PCRを用いて測定)。
6、LPS投与により心臓組織において著名なアポトーシス細胞の増加が認められるが、遺伝子欠損マウスにおいてはその数が有意に低下している(TUNEL染色により検討)。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

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公開日: 2015-07-13  

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