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2008 年度 実績報告書

HIV患者のアドヒアランスの現状と教育的介入の効果

研究課題

研究課題/領域番号 18890176
研究機関北海道医療大学

研究代表者

塚本 容子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 准教授 (20405674)

キーワードHIV / 抗HIV薬 / アドヒアランス
研究概要

本年度においては、HIV陽性患者の抗HIV薬アドヒアランスに関するプログラム、"Stop&Think"を医療従事者、患者両方から評価を受けた。このプログラムは既に米国で用いられているプログラムで本研究者が訳し、それをスライドに直したものである。内容としては、なぜ抗HIV薬に対してアドヒアランスが重要なのか、耐性ウイルスの発生機序に関して、どのようにアドヒアランスを高く保つことができるのか、もし薬を飲み忘れてしまったらという内容を含み、同時にアドヒアランス教育を行う医療従事者用にどのようにこの教育プログラムを活用すればよいのか、という教育者用のスライドを別に用意した。
評価としては、患者10人、医療従事者10人より評価を受けたところ、18人(90%)よりわかりやすいという評価を受けている。改善すべき点として、実際の薬剤を映した写真があるとよいという指摘を受けた。実際このプログラムを用いて患者教育を1カ月間行ってもらったところ、アドヒアランスの教育がやりやすかったという評価を医療従事者より受けた。
今後の研究の課題として、教育プログラムの実施期間が1カ月と短かったため、CD4,ウイルス量など身体的なアウトカムを測定することが不可能であったため、このプログラムを継続して行っていく必要があということである。今後このプログラムをホームページ上に公開し、医療従事者がダウンロードし活用できるように現在は準備しているところである。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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