研究課題/領域番号 |
18F18001
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
阿部 拓児 京都府立大学, 文学部, 准教授 (90631440)
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研究分担者 |
HEREDIA-CHIMENO CARLOS 京都府立大学, 文学部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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キーワード | 衰退言説 / ローマ帝国 / 歴史叙述 / アッピアノス / プルタルコス / ニコラオス / ヘロドトス |
研究実績の概要 |
本年度は昨年に収集・分析した一次史料および研究文献から得られた知見を総合し、古代ギリシア・ローマ世界の「衰退」をめぐる言説のあり方に一定の回答を導きだすことを計画していた。研究成果としては、2018年12月に京都大学で開催された古代史研究会第17回大会にて、研究分担者のCarlos Heredia-Chimenoが口頭発表した内容をもとにした論文が、学術雑誌に掲載された。 また、本年度は、11月30日および12月1日に国際研究集会(“Decline Narratives in Times of Change: The Late Roman Republican and Early Imperial Explanation”、於・京都大学)の開催にむけ、海外からの招聘研究者とも連絡を取り合い、詳細な発表プログラムも準備した。研究代表者は“A Decline Narrative of a Near Eastern Kingdom: The Median History in Nicolaus of Damascus’ Universal History”、研究分担者(外国人特別研究員)は“Appian and the analysis of Saturninus’ period: an example of a decline narrative?”であった。また海外からは、英国からグラスゴー大学のCatherine Steel教授、およびユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのValentina Arena博士、そのほか日本国内からも複数の研究者が登壇予定であった。本国際研究集会の成果は、論文集としての刊行を目指し、フランスのボルドー大学出版局とも交渉をおこなっていた。しかし、本研究期間の短縮にともない、本科研費による上記の国際研究集会はすべて取りやめとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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