研究課題
共同研究課題は「デング熱感染における免疫機構解明に向けた数理モデルの構築と解析」 である。デング熱は地球温暖化に伴って、日本でも 感染例が報告される蚊を媒介とする深刻な感染症である。現時点において有効な治療方法は知られていない。デングウィルスは互いに交差免疫を持たない共通抗原に基づく交差反応を示す4つの血清型が存在する。 各々の血清型に対して人間は免疫記憶を持つことができるが、異なる血清型ウィルスに感染すると重篤な症状が惹起され死に至ることが多い。最初の感染に対する免疫反応に関して、SASMAL氏と私は基本数理モデルを構築・解析しその疫学的機序を明らかにした。さらに共同研究は別の血清型ウィルスに感染した場合に重篤症状になる理由を基本モデルを拡張して明らかにした。また生態学における捕食者・被食者系における諸問題を数理モデルを構築して考察した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件)
Journal of Mathematical Analysis and Applications
巻: 481 ページ: 123471~123471
https://doi.org/10.1016/j.jmaa.2019.123471
Journal of Theoretical Biology
巻: 470 ページ: 50-63