今後の研究の推進方策 |
今後は、Cu2O-WO3ヘテロ構造をもつZ-スキーム光触媒の触媒活性を向上させるため、水素および酸素生成助触媒の合成・担持について検討する。水素および酸素生成助触媒に関しては本研究室で精力的に研究しており、これまでの研究成果に基づき、水素生成助触媒としてRh-MOx(M: Cr, Zr, V, Mo, W, Nb, Ta)複合ナノ粒子を、酸素生成助触媒としてCoナノ粒子やFeNiリン化物ナノ粒子を用いる。助触媒の光触媒への担持は、含浸法や架橋配位子の利用により行う。合成したナノ粒子ならびに光触媒の構造解析、光学特性、触媒特性評価は2019年度と同様に行う。
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