研究課題/領域番号 |
18F18089
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)
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研究分担者 |
LEE SEUNG-HUN 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-07-25 – 2020-03-31
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キーワード | バベシア / マダニ / 媒介機構 / 伝播阻止 / ワクチン |
研究実績の概要 |
バベシア原虫はマダニによって媒介される原虫の代表格であり、牛、馬、羊、犬など種々の動物に重篤な貧血を引き起こし、家畜・ペット産業に重大な損害をもたらす。本研究では、実験室レベルで全ライフサイクルの解析が可能なイヌバベシア原虫(B. gibsoni)とフタトゲチマダニを研究材料とし、マダニ体内におけるバベシア原虫発育の分子基盤の解明とバベシア原虫伝播阻止ワクチンの開発を目指して企画した。具体的達成目標として、1)マダニ体内ステージの各発育期のバベシア原虫の分離、2)マダニ体内ステージのバベシア原虫特異的表面分子の特定、3)マダニ体内ステージのバベシア原虫発育・増殖を阻害する伝播阻止ワクチンの開発などを掲げる。当該年度に得られた研究成果は、以下の通りである。 1)犬バベシア(B. gibsoni)の動物実験感染系を確立した。 2)GFP発現B. gibsoniの試験管培養系を確立した。 3)B. gibsoni感染赤血球のマダニ人工吸血系を確立した。 4)マダニ体内におけるB. gibsoniの発育と特定遺伝子の発現を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに進展し、所期した結果が得られたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後、マダニ体内ステージに特異的に発現する分子を特定し、伝播阻止ワクチンの開発を試みる。
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