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2019 年度 実績報告書

バベシアの赤血球侵入を阻止する新規ナノチューブ遺伝子輸送システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18F18091
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

玄 学南  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)

研究分担者 RIZK MOHAMED  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2020-03-31
キーワードバベシア / 赤血球 / 侵入阻止 / マダニ媒介 / 牛バベシア症 / リガンド / レセプター / 遺伝子サイレンシング
研究実績の概要

バベシアは赤血球のみに侵入して、貧血などの病原性を引き起こす。このため、バベシア表面の分子(リガンド)は赤血球膜上の特異的レセプターを認識し、赤血球に接着し侵入可能となる。これまで、赤血球膜上グリコフォリンA およびBがバベシアのレセプターで、このレセプターを介して赤血球に侵入する事が明らかになっている。したがって、このレセプターの機能を消失させれば、バベシアの赤血球への侵入を阻止する事が可能となると考えられる。そこで、本研究では、siRNAにより赤血球膜上のグリコフォリンの遺伝子サイレイシングによりレセプター機能を消失させる事を研究の目標とした。当該年度に得られた成果は下記の通りである。①ウシ、ウマ、イヌのグリコフォリンsiRNA結合PA-DHPAは培養バベシア原虫の増殖を顕著に阻止した。②siRNA結合GYPC-DNPsにより赤血球上のGYPレセプターが機能不全になり、B. bovis と B. divergensのメロゾイト虫体の赤血球への侵入がそれぞれ80%、40%が阻止された。③siRNA結合GPPA-DNPsはマウスにおけるB. microti の増殖を抑制した。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Closing the empty anti-Babesia gibsoni drug pipeline in vitro using fluorescence-based high throughput screening assay2020

    • 著者名/発表者名
      Rizk et al.
    • 雑誌名

      Parasitol Int

      巻: 75 ページ: 102054

    • DOI

      10.1015/jparint.2020.102054.

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Assay methods for in vitro and in vivo anti-Babesia drug efficacy testing: Current progress, outlook and challenges2020

    • 著者名/発表者名
      Rizk et al.
    • 雑誌名

      Vet Parasitol

      巻: 279 ページ: 109013

    • DOI

      10.1016/jvetpar.2019.109013.

    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2021-01-27  

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