本研究では,最近のディープラーニング等の機械学習手法を取り入れて,PETの3次元画像を解析し,アルツハイマー病の初期の症状を自動認識する手法等を開発している.アルツハイマー病の初期の症状を自動認識する手法については,昨年度までにある程度の成果が得られたので,本年度は,ディープラーニングをアルツハイマー病以外の画像診断へ応用する方法について検討した.具体的には,3次元単一光子放出コンピュータ断層撮影法およびコンピュータ断層撮影法(3D SPECT/CT )で全身を撮影した画像から分化型甲状腺がんのリンパ節(LN)への転移を診断するためにディープラーニングを利用する手法を開発した.また,これまでの成果をまとめて論文誌等に投稿した.
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