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2019 年度 実績報告書

偶然性をいかに生きるか:現代日本の『阿弥陀信仰』の諸相とその原点

研究課題

研究課題/領域番号 18F18304
研究機関龍谷大学

研究代表者

井上 善幸  龍谷大学, 法学部, 教授 (10388150)

研究分担者 RUESCH MARKUS  龍谷大学, 法学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2018-11-09 – 2021-03-31
キーワード阿弥陀信仰 / 円仁 / 空間 / 巡礼 / 二十四輩 / 蓮如
研究実績の概要

本年度の主な目的は、阿弥陀信仰の諸相を明らかにするため、文献分析とともにフィールドワークをとおして現代の実態を把握することであった。したがって、フィールドワークの地域を広めつつ調査先に合わせて文献分析を行った。本年度のフィールドワーク対象地域は、関東(東京都・茨城県)と四国(全県)と東北(岩手県・山形県)と北陸(石川県・富山県)であった。
具体的には「実施計画」にしたがって、四国と関東との巡礼における阿弥陀如来および北陸の真宗教団についてフィールドワークを行った。本年度は、中国地方を対象にすることができなかったが、東北の天台寺院(中尊寺・毛越寺・立石寺)は、本研究においてより重要であることが執行中に判明したため、中国地方に代えて東北でフィールドワークを行った。文献調査は、叡山文庫と龍谷大学図書館と国立国会図書館で行い、調査先では資料収集した。
「研究目的」で定義した三つの寺院分類「通例」「応用」「異例」に沿って、具体的には、巡礼というテーマにおいて四国八十八ヶ所巡礼という通例から、それをモデルに応用した新四国曼荼羅霊場を経て、関東と四国の二十四輩巡礼という異例まで視野を広げた。これらの調査によって、幅広く地域的だけではなく教義的にも則して阿弥陀信仰を分析することができた。通例と応用様式の対象として、比叡山と東北の立石寺との対照的な境内構造も取り上げ、「縁起」や年中行事と関連した資料とデータを多数収集した。
また本年度は、アプリを自作し、フィールドワークのデータをそのアプリに記録し、試用版を作成した。今後は、データを増加しアプリ自体を改良した上で、一般的に利用できる状態にする予定である。
本年度までの研究成果は、国内外の学会で発表でき、天台の阿弥陀信仰と隠れ念仏についての発表も予定している。さらに今後は、以上の分析を進め、論文等で成果を公表する。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)

  • [学会発表] 僧純の真宗理解-江戸後期の真宗教団と『日本往生伝和解』の位置-2020

    • 著者名/発表者名
      Markus RUESCH
    • 学会等名
      寺社縁起研究会関西支部研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] Das Spektrum buddhistischen Essens in Japan: Inhalte und Praktiken2019

    • 著者名/発表者名
      Markus RUESCH
    • 学会等名
      Jahrestagung der Deutschen Vereinigung Religionswissenschaft
  • [学会発表] 日本において神道と出会った仏教の現在2019

    • 著者名/発表者名
      Markus RUESCH
    • 学会等名
      DAAD友の会2019年度総会講演会
    • 招待講演
  • [学会発表] Amida and Pilgrimage: Concepts at Three Sites in Contemporary Japan2019

    • 著者名/発表者名
      Markus RUESCH
    • 学会等名
      3rd EAJS Conference in Japan
    • 国際学会
  • [学会発表] Early Encounters of Shin Buddhism with Shinto: “Interreligious” Contacts and Hagiography2019

    • 著者名/発表者名
      Markus RUESCH
    • 学会等名
      Kyoto Lectures (Ecole Francaise d’Extreme-Orient, Italian School of East Asian Studies)
    • 招待講演

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公開日: 2021-01-27  

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