研究課題/領域番号 |
18F18307
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
渡邊 克巳 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20373409)
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研究分担者 |
ANLLO HERNAN 早稲田大学, 理工学術院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-11-09 – 2021-03-31
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キーワード | 催眠 / 認知 / インストラクション |
研究実績の概要 |
本研究では、採用者の今までの知見とプロトコル作成・実験実施のスキルを活用し、日本版プロトコルの作成と生理計測への展開、理論的モデルの構築、疼痛コントロールへの応用までを射程に入れた研究を行う。複数言語による相互検証を行った後、認知課題を瞳孔反応・脳波計測を行いながら実施することで、催眠のトップダウン過程モデルの精緻化を行う。また、外部の機関との連携によって、本研究で得られた知見に基づく疼痛緩和プロトコルの試作も行う。 年度のスタートともに、本研究に必要な計測装置・データ取得装置等を速やかにセットアップし予備的な実験を開始し、前年度の文献調査と作成した尺度の内容をまとめた。実験としては、構造化された催眠プロトコルによる情動視覚刺激に対する注意の瞬きの結果を日本人被験者で再現と、催眠感受性尺度スコアが高い被験者と低い被験者を抽出し、その被験者群におけるインストラクションによる色弁別課題の成績の変化を、信号検出理論的解析を用いて調べる研究をおこなった。加えて、来年度の研究にむけた文献調査や、強化学習の個人差に関わる研究も新たにスタートした。加えて、来年度の研究にむけた文献調査や、強化学習の個人差に関わる研究も新たにスタートした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験の実施もスムーズに行われ,期待される結果を得ているとともに,次年度における研究発表の準備も進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
本年度中に得られた成果については,最終年度となる次年度に開催される国際学会での発表,査読付き国際誌への論文投稿を順次行なっていく.そこで得られたフィードバックを基に,次年度以降の研究計画を確定する.
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