本研究では、採用者の今までの知見とプロトコル作成・実験実施のスキルを活用し、日本版プロトコルの作成と生理計測への展開、理論的モデルの構築、疼痛コントロールへの応用までを射程に入れた研究を行う。複数言語による相互検証を行った後、認知課題を瞳孔反応・脳波計測を行いながら実施することで、催眠のトップダウン過程モデルの精緻化を行う。また、外部の機関との連携によって、本研究で得られた知見に基づく疼痛緩和プロトコルの試作も行う。 本研究では、採用者の今までの知見とプロトコル作成・実験実施のスキルを活用し、日本版プロトコルの作成と生理計測への展開、理論的モデルの構築、疼痛コントロールへの応用までを射程に入れた研究を行う。複数言語による相互検証を行った後、認知課題を瞳孔反応・脳波計測を行いながら実施することで、催眠のトップダウン過程モデルの精緻化を行う。また、外部の機関との連携によって、本研究で得られた知見に基づく疼痛緩和プロトコルの試作も行う。 前年度からの実験の完成及び成果の発表に重点を置いて研究を進めた。国際学会における研究成果の発表準備を行い、査読付国際誌への論文投稿を行った。コロナ禍の影響により、対面での実験は進まなかったものの、オンラインでの意思決定の実験を進めることができた。パリ高等師範学校とは認知心理学的研究における連携を始め、また緩和医療の拠点であるブリニー総合病院とは、本研究で得られた知見に基づく疼痛緩和プロトコルの試作も開始した。
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