研究課題/領域番号 |
18F18310
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
松井 美樹 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (70173789)
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研究分担者 |
NGUYEN MINH 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-11-09 – 2021-03-31
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キーワード | サプライチェーン・マネジメント / 品質マネジメント / 持続可能性 / 質問票調査 / 比較研究 / ベトナム |
研究実績の概要 |
2018年度に構築されたデータベースを基に、日本企業における持続可能性の推進要因に関する分析を行い、それをいくつかの論文に纏めた。日本におけるサプラインサプライチェーン・マネジメントや品質マジメントの実践活動が持続可能性に及ぼす影響について実証分析を展開した。さらに、その結果とベトナム企業における同種の分析結果との比較研究を実施し、両国における構造的相違点を明らかにする取り組みも開始している。これらの成果を取り纏めた論文を2020年5月に米国で開催予定のPOMS、2020年6月に英国で開催予定のEurOMA、2020年8月に米国で開催予定のAcademy of Management等の年次大会に投稿を果たした。 また、ベトナム企業を対象としてサプライチェーン・マネジメントや品質マジメントの実践活動が持続可能性に及ぼす影響を分析した論文については2018年度後半において投稿済みであったが、これらの発表が採択され、2019年5月に米国で開催れたPOMS年次大会、2019年6月にフィンランドで開催されたEurOM年次大会、および2019年7月に中国で開催された第13回ICOSCMにおいて研究発表を行った。これらの研究集会に参加していた世界の著名な研究者達から得られた貴重な助言やコメントを踏まえて、論文を更に改訂し、サプライチェーン・マネジメント、オペレーションズ・マネジメント、持続可能性に関して国際的に評価の高い学術雑誌への投稿準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた通り、サプラインサプライチェーン・マネジメントや品質マジメントの実践活動が持続可能性に及ぼす影響について、日本企業から収集されたデータをもとに実証分析を行い、その結果とベトナム企業における同種の分析結果との比較研究を進めることができた。これらの成果を取り纏めて、2020年のPOMS、EurOMA、Academy of Managementの年次大会に投稿を果たした。また、ベトナム企業を対象としてサプライチェーン・マネジメントや品質マジメントの実践活動が持続可能性に及ぼす影響を分析した論文についても国際学会や国際会議での発表が採択され、2019年5月に米国で開催れたPOMS年次大会、2019年6月にフィンランドで開催されたEurOM年次大会、および2019年7月に中国で開催された第13回ICOSCMにおいて研究発表を行い、世界の著名な研究者達から貴重な助言やコメントを得ることができた。これらを踏まえて、論文を改訂し、学術雑誌への投稿準備を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度が最終年度で、2020年10月に終了となるため、研究成果を論文に取り纏め、国際学会や国際会議での発表を予定していたが、新型コロナウィルスの感染拡大により、ほとんどの研究集会が中止、延期、あるいは規模を縮小したオンライン会議になってしまい、研究発表の機会はほとんどなくなってしまった。これらの成果については、2021年度以降に研究発表の機会を模索する予定である。このような状況のため、残る半年の期間については、本年度の国際学会や国際会議で発表を行い、世界の著名な研究者達から貴重な助言やコメントを得ることができた発表論文の改訂に取り組み、サプライチェーン・マネジメント、オペレーションズ・マネジメント、持続可能性に関して国際的に評価の高い学術雑誌への論文投稿に全力を投入することにした。
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